HOME八千代少年少女合唱団について

劇中歌で参加した映画『天気の子』の挿入歌「大丈夫」を合唱で歌ってみました

千葉のちいさな町で生まれた合唱団が、外国の音楽コンクールで「世界一」になっていたことをご存じでしたか?

1977年、「市政」になってから10年ほどの八千代市という、田んぼと牧場の「まち」で
八千代少年少女合唱団は「歌産声」をあげました。

今年で43年目を迎える八千代少年少女合唱団は、「美しいひびき」を求め続ける、3歳の幼児から高校2年生までの年齢差が14歳ある子どもたちの合唱団です。「聴く力」を徹底的に養い、心を一つにして歌うその歌声は各所で高い評価をいただき、
結成23年目の「西暦2000年」という記念すべき年に、ハンガリーで行われた「カンテムス国際合唱コンクール」において、金賞第1位を受賞しました。


八千代少年少女合唱団って?

八千代市立大和田小学校で音楽教諭をしていた長岡利香子先生が一念発起、教職を辞め、八千代市で初めて少年少女合唱団を立ち上げました。それが「八千代少年少女合唱団」です。
最初に集まって来た子供たちは40人程でしたが、「美しいひびき」を求めて、先生の情熱と、必死でついて行こうとする子供たちは練習に練習を重ね、地元で演奏活動を続けていくうちに少しずつ団員も増えていきました。

そして、結成当初から毎年行っている「定期演奏会」が評判を呼ぶようになり、当時はネットも何もなかった時代ですが、今でいう「口コミ」が広がったのでしょうか、合唱団結成7年目の1984年に、マレーシア国王からご招待を受け、初の海外公演を行う事となりました。何より、長岡先生はじめ団員はその時、飛び上がるほど驚いたといいます。

公演に向けてさらに練習練習練習の日々、「合唱」という傍から見れば「楽でしょ?」と思われがちなものですが、実はひとりで歌うよりもはるかに重責のある世界、「周りの音をきいて!」と常に口を酸っぱくして指導する先生も、時には「できないなら歌わなくていい」と、練習時に「口パク」をさせるという、保護者から見れば信じられないような光景も見せられました。それでも子供たちは純真です。口パクさせられないように必死で頑張ります。そしてそんな血のにじむような努力の結果、見事にマレーシア国王をうならせる演奏を成し遂げたのです。

初めての海外公演を成功させたことをきっかけに、その後も他国からご招待を頂くことになります。
2年後の1986年には中国政府機関「文連」より日本の少年少女合唱団として初めて招待され、北京、天津、上海にて公演を行い賞賛を頂きました。
その後も1993年にはドイツ友好協会の招きによりドイツで公演、1996年には八千代市の国際姉妹都市アメリカ・テキサス州タイラー市の招きにより歌声での国際親善を果たすことができました。
そして遂に、2000年、ハンガリー「カンテムス国際合唱コンクール」において金賞第1位を受賞することができました。

2003年5月には平成天皇皇后両陛下の御前にて演奏する機会を得ることになり、そこで当時の皇后陛下美智子様のお書きになったお話(はじめてのやまのぼり)を初演するという機会をいただき、皇后陛下より「素晴らしい演奏をありがとう」というお言葉をいただきました。

また、2004年2月には、日中平和友好条約締結25周年記念演奏会に出演し、中国全土にテレビ放映されました。2006年3月には、ニューヨーク市の招きによりグラウンドゼロでの追悼演奏や国連本部での平和祈念演奏会を開催しました。
2007年9月日中国交正常化35周年、文化・スポーツ交流年の記念事業に日本代表として派遣され、上海及び南京で歌手の谷村新司さん、平原綾香さんらとともに演奏会に出演させていただきました。2010年3月にはモナコ公国の招きにより、モナコ及びイタリアでの公演、モナコ大聖堂をはじめ各地で演奏会を開催し大好評をいただきました。

モナコ・イタリア演奏旅行

モナコ・イタリア演奏旅行

路上ライブ

八千代少年少女合唱団の「お家芸」と言われる路上ライブ

歌手の方々のコンサートにも出演させていただきました。
1984年の「芹洋子ふれあいコンサート」に始まり、ボニージャックスさん、吉井和哉さん(イエローモンキー)、伊藤咲子さん、大黒摩季さん、小柳ゆきさん、NOKKOさん、福原美穂さん、八神純子さん、尾崎裕哉さん、渡辺真知子さん(年次順です)らのコンサートでも共演させていただきました。

八千代少年少女合唱団と「襟裳岬」を披露する吉井和哉さん

八千代少年少女合唱団と「襟裳岬」を披露する吉井和哉さん

【billboard classics festival 2019 in Chiba】元レベッカNOKKOさんと

【billboard classics festival 2019 in Chiba】レベッカNOKKOさんと

【SUMMER LIVE 2019】で渡辺真知子さんと

【SUMMER LIVE 2019】で渡辺真知子さんと

NHK「新・BS日本のうた」収録で、司会の小松宏司さんと

NHK「新・BS日本のうた」収録で、司会の小松宏司さんと



2019年5月、新海誠監督の映画「天気の子」の劇中歌を歌わせていただき、レコーディング時はRADWIMPSさんも応援に駆けつけてくださいました。
また直近の11月28日には、NHKの『新・BS日本のうた』の収録で、演歌歌手の水森かおりさんとご一緒させていただきました。

これまで国内外での演奏旅行やイベント出演、小学校音楽教科書準拠CDのレコーディングを担当、プロの音楽家たちとの共演やレコーディング等、様々な活動を積み重ねて参りました。


八千代少年少女合唱団はどこでも歌います。

観光地、山形・蔵王の御釜(おかま)で『フニクリフニクラ』

🔍ショッピングモールの屋上や広場での演奏

🔍ショッピングモールの屋上や広場での演奏

ショッピングモールの屋上や広場での演奏

🔍八千代市の議場でのコンサート

八千代市の議場でのコンサート

🔍リングの上でも演奏します

時にはリングの上でも演奏します

🔍定期演奏会では「オペレッタ=音楽劇」も上演します

定期演奏会では「オペレッタ=音楽劇」も上演


定期演奏会で『汽車三題』



「ウィーン少年合唱団」と共演する演奏会に招聘される

2017年1月、八千代少年少女合唱団は「合唱団」として前代未聞の実績と地位を築きあげたとして、八千代市より市政初の「市民栄誉賞」を授賞いたしました。同年12月、日本コロムビアより初めてのメジャーアルバム『響け歌声 ビューティフル・コーラス』をリリース、念願のメジャーデビューを果たすことができ、ますます団員の士気も上がり、定期演奏会をはじめとして年間20本の公演をこなすまでに成長しました。

そしてこのたび、オーストリア大使からの親書を賜り、2020年のベートーヴェン生誕250周年という節目の演奏会「第7回 UTAU DAIKU」において、「ウィーン少年合唱団」のカウンターパートとして、共にこの演奏会イベントに参加、また演奏会第一部では『八千代少年少女合唱団』としての単独公演のステージをご用意いただける事になり、「黄金のホール」で知られる音楽家の聖地楽友協会ホール」の舞台で演奏する、という機会を、世界中の合唱団の中から代表として招聘される名誉を賜りました。